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医療事務OA実務能力認定試験とは?

医療の現場では、さまざまな資格を持つ専門職の方達が集まって働いています。これら多種多様な職種の方が共同で業務を進める必要があります。特に専門性が高くなり、業務の細分化が進んでいる、今の医療状況を支えるのが「医療のIT化」です。
現在、診療を受けに来られた患者様の窓口会計業務や診療報酬明細書(レセプト)の出力については、病院はもちろん、ほとんどのクリニックにおいても医事コンピュータが普及しています。
厚生労働省においても、レセプトのオンライン請求を強力に推し進めています。
つまり、現在の医療事務スタッフとして、レセプト作成・請求における医療事務OA操作スキルは必要不可欠なものになっています。

医療事務OA実務能力認定試験は、教育用医療事務ソフトとして国内で最も普及している「医事NaviⅢ」を使用して、医療事務知識や医療事務コンピュータにおける基礎知識はもちろんのこと、コンピュータの実務に必要なオペレーションスキルを客観的に判断するものです。

はじめて受験する方は最初に受験申込から合否発表までの流れをご覧ください。

試験の特徴
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試験のお申し込みはこちら

試験日程

※2023年4月1日現在実施されている法令に対応する試験となります。
※試験日時の時間帯は会場試験の実施時間となります。受験者が多い場合、他の時間帯で実施することがございます。
在宅受験の場合は試験時間(90分)を計測し、受験していただきます。
※都合により一部日程が変更となる可能性がございます。最新情報は当協会公式サイトにてご確認ください。

2024年度
  試験日時 出願期間 合否発送予定日
第1回 2024年8月25日(日)
10:00〜11:30
2024年6月3日(月)〜7月24日(水)
受付終了しました。
2024年10月2日(水)
第2回 2024年11月23日(祝・土)
10:00〜11:30
2024年9月6日(金)〜10月17日(木)
2025年1月8日(水)
第3回 2025年3月20日(祝・木)
10:00〜11:30
2025年1月7日(火)〜2月13日(木)
2025年5月7日(水)

※2024年6月1日現在実施されている法令等に対応する試験となります。
※試験日時の時間帯は会場試験の実施時間となります。受験者が多い場合、他の時間帯で実施することがございます。
在宅受験の場合は試験時間(90分)を計測し、受験していただきます。
※都合により一部日程が変更となる可能性がございます。最新情報は当協会公式サイトにてご確認ください。

受験概要

試験形式 学科問題(マークシート):10問
実技問題(ソフトによる診療報酬明細書作成・出力) :2問
試験時間 90分(学科30分/実技60分)
受験資格 特にありません。どの科目からでも受験できます。
受験料 ■一般受験:7,700円(CD-ROM版 在宅試験)
■一般受験:10,000円(ダウンロード版 在宅試験)
■団体受験:7,200円
持ち込み 医科点数表・参考書・ノート等の資料・電卓
出題内容
学科問題 医療保険制度、診療報酬請求に関する基礎知識
医療事務コンピュータにおける基礎知識
合計:10問
実技問題 教育用医療事務ソフト「医事NaviⅢ」を使用した診療報酬明細書(レセプト)作成・出力:2問
※外来1問・入院1問
合格基準 原則として、正答率6割以上を合格としています。 ただし、問題の難易度等により変動する場合があります。
合格率 おおむね60%から80%

試験会場

▮ 一般受験(在宅試験)

一般受験の方は自宅での在宅試験になります。問題発送先は日本国内に限ります。

ご自宅にインターネット接続されたWindowsPC(Windows10もしくはWindows11)、および試験で使用する教育用医療事務ソフト「医事NaviⅢ」が必要となります。プリンタは不要です。

「医事NaviⅢ」ソフトの試験対応バージョンをお持ちの方はCD-ROM版、お持ちでない方はダウンロード
版(以下、DL版)でご受験いただけます。

●CD-ROM版(受験料7,700円)について
通信講座の教材等として「医事NaviⅢ」CD-ROM版ソフトをお持ちの方でバージョン(※)が【06.06.01】以降の場合、そのCD-ROMを使ってご受験できます。
(※)ソフトのバージョンは、ソフト起動後のパスワード入力画面でご確認ください。

●DL版(受験料10,000円)について
お持ちの「医事NaviⅢ」CD-ROM版ソフトのバージョンが【06.06.01】より古い場合、またはCD-ROM版ソフトをお持ちでない場合は、試験日当日まで使用できるDL版ソフトを使ってご受験できます。

<受験までの手順>
以下をご参照ください。
・受験申込から合否発表までの流れ
・在宅試験での受験の流れ

▮ 団体受験

団体受験の方は原則としてお申込みされた認定機関が試験会場となります。
ただし受講形態によっては上記によらないこともございますので、詳細は認定機関へお問い合わせください。

試験のお申し込みはこちら

問題例

2023年度試験として、実際に出題された問題です。

学科問題

次の検体検査のうち、外来診療料に含まれないものを1つ選びなさい。

a.
カリウム
b.
末梢血液像(自動機械法)
c.
末梢血液一般検査
d.
尿沈渣(鏡検法)

2023年度第3回試験問題[正答 a]

試験で使用する医療事務ソフトについて

この試験で使用する医療事務ソフト「医事NaviⅢ」は、医療事務の実務に即した操作性を持ち、多くの教育機関で導入されている標準的なソフトです。
医療事務の現場の業務に関する豊富なデータを元に開発されています。
操作には、医療保険請求事務の知識等が必要になります。

医事NaviⅢ 操作画面

公式教材

・初級者のための医療事務BASIC問題集(医学通信社) 2,420円(税込)
2024BASIC表紙

公式教材の詳細はこちら
*販売委託先(外部サイト:一般社団法人デザイナーズスキル認証機構)へリンクします。

当試験はケアアンドコミュニケーション社製の専用ソフトを使用する試験です。
当協会では学習用ソフトの販売は行っておりません。
認定機関のヒューマンアカデミーでは、ソフト付きの通信講座を開講しておりますので
受験をご検討の方はこちら(外部サイト:ヒューマンアカデミー通信講座)よりご確認ください。

出題範囲解説

学科問題
1.医療保険制度、診療報酬請求に関する基礎知識
被用者保険、国民健康保険、退職者医療、後期高齢者医療などについて、それぞれの保険者、法別番号、加入者、給付率等、制度の概要について
診療時間以外における加算、年齢による加算について
医学管理等の算定対象の疾患、算定条件について
外来診療料、外来管理加算、外来迅速検体検査加算について
外来においてのみ算定できる処置、検査について
同一月、同一日における重複算定項目について

2.医療事務コンピュータにおける基礎知識
・コンピュータの各装置の名称及び役割について
・記憶媒体の種類と機能について
・情報処理用語について
・コンピュータ操作の一般的知識について
実技問題
1.基本設定・病名登録
・基本設定項目(医療機関種別、外来・入院の区分等)の入力
・患者情報(氏名、生年月日、保険情報等)の入力
・傷病名情報(傷病名、主病、特定疾患、開始日等)の入力

2.初診・再診〜注射の入力
・診療日付の入力
・初診料の入力
・再診料、外来管理加算の入力
・初診・再診料における乳幼児加算の入力、時間外加算等の入力
・医学管理料の入力
・内服薬の入力(薬剤名、1日当りの量、投与日数)
・屯服薬の入力(薬剤名、1回当りの量、投与回数)
・外用薬の入力(薬剤名、1調剤当りの量)
・調剤料、処方料、調基等の入力
・皮内、皮下及び筋肉内注射
・静脈内注射の入力
・点滴注射の入力
・関節腔内注射等のその他の注射の入力

3.在宅〜処置の入力
・往診料の入力
・在宅患者診療・指導料の入力
・在宅療養指導管理料・在宅療養指導管理材料加算の入力
・処置料(処置料・薬剤料等)の入力

4.手術〜検査入力
・ 手術料(手術料、手術日等)の入力
・輸血料(輸血手技料、血液代等)の入力
・麻酔料(麻酔手技料、薬剤料、酸素代等)の入力
・検体検査料の入力
・生体検査料の入力
・病理診断料の入力
・判断料、診断穿刺・検体採取料の入力
・各加算項目(時間外緊急院内検査加算、外来迅速検体検査加算等)の入力

5.画像診断入力
・透視診断料の入力
・エックス線診断料(単純撮影、造影剤使用撮影、特殊撮影、乳房撮影等)の入力
・コンピュータ断層撮影診断料の入力
・各加算項目(時間外緊急院内画像診断加算、画像診断管理加算等)の入力

6.入院料の入力
・入院基本情報(入院基本料、入院基本料等加算、食事療養費)の入力
・ 入院情報(入退院日、食事、外泊等)の入力
・入院診療内容の入力

7.その他
・コメントの入力
・レセプト表示・印刷
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